印刷物の色を指定する場合、CMYKの四色をパーセンテージで表します。それを一定の割合で合わせたプロセスカラーチャートから選ぶことが可能です。
それ以外の方法としては、特色のカラーガイドで色を指定することになります。カラーガイドに基づいた色指定であれば、プロセスカラーよりも忠実な色を再現することが可能になります。一般的な印刷物であれば、CMYKで十分でしょうが、美術書などの忠実な色の再現が必要な場合はCMYK以外にさらに特色を指定するといった方法をとることもあります。
カラーガイドには、さまざまな種類がありますが、ここではよく使われるDIC、TOYO、PANTONE Processを紹介します。
DICカラーガイドは、二部構成6巻からなる約1300色のカラーガイドです。
TOYOカラーガイドは改訂を重ね、今は「TOYO94 COLOR FINDER 1050」になっており、1000色を越えるカラーガイドです。
PANTONEは、736色で構成されるカラーガイドですが、アメリカ製のために日本では使用できない場合もあります。しかし、DTPが発達し、色見本としてPANTONE Processがアプリケーションソフトに搭載されているのでその使用頻度は高くなっています。これは334色の基準色にそれぞれ9種類の再度の違う色が用意されているので、再現できる色数は3000色近いことになります。
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